債務整理のメリット・デメリット

• メリットについて
• デメリットについて

債務整理の最大のメリットは、現在抱えている借金を減額できることです。
債務整理の種類によって、借金の返済をすべて免除されたり、または大幅に減額できるものがあります。今よりも借金が減ることで、完済のめどが立ち、毎月の返済の負担も以前よりは軽減されるでしょう。

借金を返すことができず、取り立てが激しくなると、家族や会社に知られる可能性も高くなります。債務整理の手続きをして、弁護士から貸金業者などへ受任通知が送られると、借金の取り立てや督促がストップします。取り立ては大きなストレスになって、精神的にも辛いものです。債務整理をして取り立てが止まれば気持ちも楽になり、借金に追われる生活から解放されます。

借金が全額免除になれば、返済し続けなければならないという不安から解放されるでしょう。また、減額された場合も、完済のめどが立つことで不安が軽減されます。
債務整理をすることで、気持ちが前向きになって、人生を再スタートさせることができます。

債務整理をすることで、信用情報機関に事故情報（ブラックリスト）として記録されます。この記録があると、一定期間はクレジットカードの新規契約ができなくなり、新たに借入れをすることも困難になります。
信用情報の回復には最低でも5年、長ければ10年かかり、その間は不自由になる可能性があります。

国が発行している官報に、債務整理をした方の住所と氏名が記載されてしまいます。ただし、任意整理の場合は裁判所を通さずに手続きができるので、官報には載りません。
ただし、一般の人は官報を目にすることがあまりないので、知られてしまう可能性は低いでしょう。

借金に保証人がいる場合、交渉の内容次第では保証人に返済を請求されてしまうこともあります。
そのため、債務整理をする前には、まず保証人に話をしておく必要があります。