任意整理後の生活への影響
無理をしないで返済できる
弁護士が債権者と行った交渉により、毎月の返済金額を引き下げることができます。そのため、今までよりも、無理のない範囲で返済することができます。
クレジットカードについて
信用情報機関(CIC、JIICC、全銀協)に約5年間は事故情報として記録が残るので、その期間中はクレジットカード会社に審査が通りません。新たにクレジットカードを作れなくなったり、既存のカードも使えなくなる可能性があります。
携帯電話について
任意整理をした後でも、携帯電話の契約自体には影響しません。ただし、携帯料金の支払いにクレジットカードを利用することはできなくなり、携帯端末の代金を分割で購入する場合も、審査が通らないことがあります。
家族や子どもの進学について
任意整理をしても、配偶者や親に請求がいくことはないので、家族に迷惑はかけません。ただし、クレジットカードが作れなかったり、住宅ローンが組めないなどで、困る場合もあるでしょう。
また、子どもの奨学金の保証人になれなかったり、教育ローンの審査が通らない可能性があります。
ただ、奨学金については、一定の手数料を支払うことで、機関保証の利用を検討できます。
引越しについて
任意整理をした後でも、引っ越しをして賃貸借契約を結ぶことはできます。なぜなら、不動産業者は信用情報機関の事故情報を入手することができないので、入居時の審査に影響を与えることはありません。
ただし、家賃の支払いをクレジットカード決済しか利用できない場合や、保証人を信販系の保証会社にする場合は、審査が通らない可能性もあります。
任意整理後の財産について
貯金をすることや生命保険に加入することはできます。分割払いの生命保険も、借入れではないので、信用情報機関の事故情報は関連ありません。
家や車などを購入することも可能ですが、ローンを組むことはできません。